結束 (Taiwanese song)

北京語で”終わり”、の意味。台湾のアーティスト・李宗盛の作品で色々なヴァージョンがあるが、私が好きなのは潘越雲と陳昇によるデュエット。李宗盛は往年の台湾のヒットメーカーで、20年ぐらい前よく聴いた。レスリー・チャン主演の覇王別姫の主題歌とか、MVの辛暁qi(日本語で出てこない)の慟哭のパフォーマンスが忘れがたい領悟とか、陳淑華の夢醒時分とか、問とか。と言っても20年以上前のTaiwanese popsに精通している人でなければご存じないだろう。当時の香港のスター・林憶連は、領悟の歌詞を読んだだけで涙が出たと語っていた。彼女は李宗盛と結婚し一児をもうけている(その後離婚)。その蜜月時代に行ったライヴでは二人の熱愛ぶりが伝わってくるようなパフォーマンスを見せており、その中で彼女は領悟を歌っている。辛暁qiとはまた違った魅力。

領悟は別れを歌った歌。♪長いこと愛し合った二人が今ここで終わる 私の心はあっという間に荒れ果てる♪とか♪私たちの愛が間違いだったなら、二人が無駄に苦しんだのではないことを願う もし心から愛し合ったのならそれだけで満足するべきなのよ♪とか、恋愛を経験した人間ならおそらく共感するであろう言葉が綴られている。そして私のお気に入りの結束は♪夜、別れる時はいつだって、泣かせる言葉を言ってくれるわけでもなく、なんだか物足りない あなたはいったい何が欲しいの?決して口に出しては言わないけれど、こんな結末ではないよね♪と歌う。女性は彼が、ほろりと来るような何か決定的な愛の言葉を言ってくれるのを待っているが、彼はいつまでも何も言ってくれず、心情的に行きつくところまで行っていない。彼女は切ない思いをかみしめている。そんな状況を潘越雲と陳昇は情感たっぷりに歌い上げる。いつ聴いても心に沁みる。冒頭の写真はこの歌が収められているCDの潘越雲。今みるとブルゾンちえみに似ている。直線的な前髪と眉毛のせいだろうか。

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