Akasagarbha-虚空蔵菩薩

松本出身の彫刻家・飯沼英樹さんは、現代を強く生きる女性像を木から生み出しています(高校の先輩に草間彌生さんがいらっしゃるそうです!(^^)!)。もう数年前ですが、三越伊勢丹が恵比寿のウェスティンホテルで開催していた世界の逸品展で初めてその作品を見て、従来の木彫りのイメージを革新するカラフルな彫刻に惹かれました。タイトルの虚空蔵菩薩とは知恵や知識、記憶を授けてくれる菩薩だそうで、梵名のアーカーシャガルバっていうのもなんだか神秘的な感じがして素敵ですね。

彼が作り出す美女は挑発的だったり、頽廃的だったり、どこか淋しげだったり-いずれも視線が強烈で、心を奪われます。しかしこの素材が木だとは一見俄かには信じがたい・・・木の作品にはよく、温もりがあるという形容がされますが、飯沼さんの美女たちにはそれを裏切る無機質なイメージがあり、そこがまた斬新なのでしょうか。アポカリプスなんて言葉も連想されます。美女たちはみな、神に選ばれた預言者のよう・・・会場でご本人をお見掛けしましたが、ソフトな雰囲気で、ディーンフジオカ似❓の素敵な方だなぁと思いました。どこか激しさを感じさせる美女たちとは対照的で、でも内に静かな情熱を滾らせている方なんでしょうね。

 

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